映画の話「止められるか、俺たちを」

ごはんだけじゃ豊かに暮らして行けない。というわけで、なるべく沢山のものを見ることにしている。スタッフにもいちいちそれを押し付けるものだからたまらないと思う。

最近は「止められるか、俺たちを」にどハマりしている。私たちの世代では「キャタピラー」の監督でおなじみの若松孝二監督。その若松孝二監督の若き日の姿を、当時助監督をしていた吉積めぐみさんの視点で描いた作品だ。ハマりすぎてスタッフを無理やり連れて行ってもう一回見た。

なんでこんなにハマってしまったのか。キッカケはたぶん、わたしがめぐみさんとちょっと同じ時期を生きているからだと思う。これはネタバレになってしまうのであまり言えないのだけれど。映画の主人公と自分の状況がシンクロするなんて、なかなかしたことのない体験なのでそれを楽しんでいる。

あともうひとつは、単純に独立プロという姿に仕事として憧れているからかもしれない。若松孝二は、サメのエキスを売ったり、なんやかんやしながらお金を稼いで映画を作り続ける。その感じに、立ち上がったばかりのアホウドリを重ねて震えているのかもしれない。私たちもちゃんとご飯で生活したい。そしてゆくゆくは全長3メートルのお弁当とか作ってみたい…。

なんせ、熱量のある集団はカッコ良い。ご飯という、柔らかく温かなものを作るわたしは、エレカシに慰められながら仕込みをするし、男臭く熱いものにめっぽう惹かれるのだ。無い物ねだりだからかもしれないけど。体力の許す限り、とことん働きとことん生き抜く感じに憧れちゃうのです。

でも本作に関してはもっとめぐみさんの揺れを見てたかったかも。結局、女だから。男社会で女の彼女がどう葛藤してどう生きたのか。というか、見てるうちにたぶんこの子のこと好きになっちゃったから。もっと、なんとかしてあげたくなっちゃったから。見てたくなったのかも。魅力的な人物を作り上げるってすごいな。

「緊張して仕事しろ」

劇中で若松孝二が吐くセリフを、店内で我が物顔で言っていると、わたしに映画に連行されたスタッフがひとこと。

「最近まりこは映画のパンフレットについてるシナリオ呼んでカッコ良いセリフ抜粋してるだけだから気をつけろ」

それを聞いたスタッフがまたひとこと。「何だ最近カッコいい言葉言うなーって思ってたらセリフかい。」

全てはモノマネから。

映画の情報はこちら

http://www.tomeore.com

夜な夜な聞いて泣いている主題歌

https://youtu.be/gmFQxetCZLw

さらに曽我部恵一から派生して最近アホウドリでヘビーローテションになっている「セツナ」。このPVを完コピしたいねって話す女子3人。あとひとり足りません。

https://youtu.be/gfmoWR6jQ0M

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